1月15日、16日の両日、親鸞聖人のご命日の御正忌報恩講をお勤めしました。
15日は「御正忌荒れ」という言葉があるように、寒波襲来で、雪が積もり真っ白になりました。冷え込む中、たくさんの方とお聴聞させていただきました。
こういう天候が御正忌らしくていい、というのは住職の勝手な言い分で、お参りされる方は大変だったろうと思います。
しかし、この冷え込みのなかお勤めすると、親鸞聖人のご往生のときもこのような気候だったのかなあと偲ばせていただいております。
15日の大逮夜にはたくさんおろうそくをお供えして、阿弥陀さまのあたたかなみひかりを感じました。
また、両日ともお斎を出させていただきました。
ささやかでシンプルなものですが、とても手が込んでいます。ご飯、大汁、けんちゃん、なます、お惣菜。
大汁のお豆腐は5ミリ角ののさいの目に切られており、この大きさにもこだわりがあるのです。お惣菜のきざみものも、なるべく細く切るように気を配られています。
本堂も、庫裏も一体になって、親鸞聖人のご命日をお勤めしています。